不登校の児童生徒やその保護者らの支援を目的とした「不登校をともに考える会〜ハートフルフォーラム〜」が、6月28日に横須賀市総合福祉会館で開かれた。
「十人十色の不登校〜支援者として考える不登校対策〜」をテーマにしたシンポジウムは、中学校登校支援相談員や相談教室担任、県スクールカウンセラーアドバイザーらが登壇=写真。各々の視点や経験から不登校問題の現在地を語った。
基調提案では大和市教育委員会青少年相談室長の服部剛さんが、同市の不登校に関わる取り組みを紹介した。大和市は学校への復帰・登校だけでなく、社会的自立をめざした支援体制を再構築。「学びの多様化学校」として不登校特例校を2022年に県内公立校で初めて開設した。「能力承認ではなく存在承認が大切。否定されず信じてもらえる安心感でようやく子どもたちは動き出せる」と服部さん。「配慮が逆に子どもたちを苦しめていたこともあった」と自身の小学校教員時代を振り返り、「教員は声や気持ちをすくい取るよう努めなければならない」と締めくくった。
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