神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2024年7月26日 エリアトップへ

横須賀の「若松マーケット」内の若松新生商業組合の組合長を務める 松永 慶子さん 横須賀市公郷町在住 62歳

公開:2024年7月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
松永 慶子さん

マーケットの扉を開ける

 ○…横須賀中央駅すぐ、迷路のような小路に100以上の店舗がひしめく「若松マーケット」。提灯が灯る通りは夜になると飲み屋街然とした雰囲気を醸し出す。このほど開催したビアガーデン企画には1日で2000人以上が来街。古き良き昭和レトロの風情も残しつつ、幅広い客層を取り込む新たな仕掛けも展開していく。

 ○…幼い頃、若松町に暮らしており、「当時はアベック喫茶やジャズ喫茶が多く並んでいた」とマーケットの昔を懐かしむ。9年前、離婚直後に新たな職を探していた折、「ケイちゃんなら絶対人が集まるよ」といった周囲の勧めもあり、同町内にカフェバーを開業した。当初は客足が伸びず、町内では先駆けとなった料金表を店先に掲示。新規客の不安を取り除く工夫で、その後は徐々に売上が安定するようになった。

 ○…昨年11月に組合長に就任。目指すのは「誰もに開かれたマーケット」。「少し怖い」「入りづらい」といった先入観を払しょくするためイベントの改革に着手した。毎年恒例の「横須賀ブラジャー祭り」では歩行者天国を実施。外飲み出来る飲食スペースを設置したほか、店のドアも開放し、誰もが入りやすい街をアピールした。そうした努力もあり、組合にはこの半年で20店舗以上が加入。店同士の横のつながりも強化されてきた。

 ○…「人がすれ違えないほど混雑した」と振り返る今回のビアガーデン。常連や市内外からの若い世代、家族連れなども訪れ手応えは十分。普段から2軒、3軒と飲み歩く来街者が多いことから「街を盛り上げることが各店の利益につながる」と街全体の将来を見据える。古きを尊重しつつ変化を恐れない、不易流行の挑戦心がモットーだ。

横須賀・三浦版の人物風土記最新6

鈴木 英恵(はなえ)さん

小学生がローカル雑誌を作る「コロマガプロジェクト横須賀」を主宰する

鈴木 英恵(はなえ)さん

横須賀市三春町在住 42歳

9月6日

竹株 枝里さん

メルキュール横須賀の総支配人として地域に開かれたホテルを目指す

竹株 枝里さん

横須賀市安浦町在住 39歳

8月30日

山本アンディ彩果さん(本名:山本彩果)

汐入町のギャラリースペースで個展を開いている現代美術家

山本アンディ彩果さん(本名:山本彩果)

横須賀市公郷町出身 31歳

8月23日

平間 直道さん

ビーチサッカーの国際親善試合に日本代表として出場、競技の普及に努める

平間 直道さん

横須賀市芦名在住 37歳

8月16日

北野 謙太さん

作品集「群衆に紛れて」を出版した写真家

北野 謙太さん

横須賀市池上在住 29歳

8月9日

新恵(しんえ) 美佐子さん

横須賀美術館で展覧会を開催する画家

新恵(しんえ) 美佐子さん

横須賀市秋谷在住 60歳

8月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第15回 駿河台編【6】文・写真 藤野浩章

    9月6日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第14回 駿河台編【5】文・写真 藤野浩章

    8月30日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook