神奈川県立海洋科学高校の大型実習船「湘南丸」が停泊している三崎港花暮岸壁で8月5日、小学生を対象にした船内見学会が開かれた。横須賀市生涯学習財団の企画で、船舶や漁業の仕事に興味を持ってもらうための試み。横須賀市内の児童が8人が参加した。
全長65・48m、幅10・10m、最大搭載人員80人の同船は、ハワイ沖などで行う遠洋漁業の実習に用いられている。
この日は同校の専攻科に籍を置く生徒が案内役を務め、操舵室やエンジンなどの心臓部、実習生が約2カ月間過ごす船室や浴場を見て回った。
全長約80Kmある一本の長い縄に釣り針の付いた枝縄を投げ入れてマグロを捕獲するはえ縄漁についても生徒が説明。朝3時の準備から10時間にも及ぶ漁は過酷だが、力を合わせて釣り上げる達成感はほかでは味わえない経験だとした。今年は4月から6月までの実習期間で約22トンの水揚げがあったという。児童からは船上での生活などについて質問があった。
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