三浦市は10月10日、児童扶養手当の算定を誤ったため、5人に対して計約201万円の過支給があったと明らかにした。同日までに対象者全員に経緯を説明し、謝罪した上で過支給分の返還を求めているという。
市子ども課によると、9月19日に障害基礎年金を受給する一部の児童の手当額が、他の手当額と異なっていることが判明。調べたところ計5人に1人当たり約2万4千円〜64万4千円の過支給があることが分かった。
2021年3月の児童扶養手当法の改正では、障害基礎年金等の加算分が上回る場合には、差額分を児童扶養手当として支給すると定めている。担当した職員の理解不足で、加算額を算入せずに事務処理を行ったため全額が支給されていた。
市は「所管課における制度理解を徹底するとともに支給決定の場合には必ず複数人で確認を徹底し、適正な事務処理の徹底を図る」としている。
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