県指定無形民俗文化財に指定される三浦市の伝統芸能「菊名の飴屋踊り」が10月23日、菊名区民会館前の特設舞台で上演された。保存会のメンバーや小中学生ら25人が練習の成果を披露し、会場に集まった約300人の観客を沸かせた。
飴屋踊りは、江戸時代に飴屋が人寄せのために演じたことが起源とされる。古くから白山神社の例祭で奉納される伝統芸能として地域住民らに親しまれてきた。
披露されたのは録音の唄や音楽に合わせて踊る「子守」「かきがら」など手踊りと、物語を演じる「笠松峠」など段物の計9演目。小中学生の出演は18人で6月から稽古を重ねてきた。この日は途中で雨に見舞われたものの、観客からは次々とおひねりが投げ入れられ、喝采が送られた。
初めて出演した南下浦小学校6年の佐藤禅希(ゆずき)さんと吉田翔(とあ)さんは「地元の文化財を受け継ぎたくて参加した。来年も出たい」と声を揃えた。
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