東京都大島町出身でウインドサーフィンに集中するために今から3年前、横須賀市津久井に移り住んだ武田岳志選手(26)も出場権を得て今大会に参戦する。
神奈川大学出身の武田選手は学生時代に熱中したコースレースを得意とし、現在は2028年の「ロス五輪」出場に照準を合わせて活動中だ。
全員が同じ道具で競う「ワンデザイン」の五輪種目に対して、W杯の「スラローム」は風速に合わせて道具をシビアに選択していくなど、勝手の違いはあるが「世界基準のスピードを体感できる絶好の機会」と胸を踊らせる。自分の現在地を確認する場であり、ウインドの総合力とレースの経験値を積むことが目下の課題だとしている。
地元である大島町の応援も背に受ける。大会会場では、同町の職員らが地場産品(焼きくさや・さつま揚げ)を販売しながら声援を送る。それに応えるため、「世界に一泡吹かせる走りを見せる」。
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