衆議院選挙が10月27日に投開票され、神奈川11区で自民党前職の小泉進次郎氏が6回目の当選を決めた。ともに新人で共産党の為壮(ためそう)稔氏と参政党の初鹿野(はじかの)裕樹氏を制した。
小泉氏は党の選挙対策委員長として今回の選挙戦に挑んだ。「旧統一教会問題」「裏金事件」で深まった政治不信の払拭と全国で立候補する仲間の応援演説に駆け巡り、期間中の地元入りはわずか1日だけ。同党の県議・市議と後援会メンバーが、小泉氏の政策を街かどや集会で代弁するなどして12万9779票を獲得したが、3年前の選挙から約1万8千票を減らした。
27日の夜、小泉氏は選対委員長として党本部に詰めていたため、事務所には顔を見せず集まった支援者に電話の声で感謝と新たな決意を伝えた。
為壮氏は格差是正と大企業優遇政治の変革を、初鹿野氏は積極財政と減税による経済成長を訴えたが及ばなかった。
11区の投票率は51・79%で前回を0・42ポイント下回った。
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