横須賀市と神奈川大学(横浜市神奈川区)は11月11日、地域社会に貢献できる人材の育成やまちの魅力向上に向け包括連携協定を締結した。多岐にわたる領域で連携し、市の課題解決に学生の感性を取り入れたい考え。
協定の主な内容は【1】教育・研究活動の推進【2】市民生活・都市魅力向上への後押しの2つ。【1】では▽商店街などでの起業体験▽市役所でのインターンシップ▽空き家を活用した地域活性化の取り組み―など、【2】では▽文化活動への協力やスポーツ教室、健康教室の実施▽SNSなどを活用した観光スポットの紹介▽農水産物の魅力発見や新たな商品開発―などを想定している。
この日の締結式で、上地克明市長は「時代のニーズを捉えることが行政にも求められる」と狙いを説明。「学生の柔軟な発想や若い力をお借りすることで、これまでにない効果を生み出すことができるのでは」と期待した。横須賀市出身で同大OBの石渡卓理事長は「教育には学問だけでなく、地域に根差した実装が必要。学生や学校が持つものを提供し、シナジー効果を狙っていきたい」と展望を述べた。
両者はこれまでも大学生の意識調査アンケートや大学生が動画で横須賀の魅力を発信するプロジェクトなどで連携してきた。同大は県や横浜市、鎌倉市などとも同様の協定を締結している。
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