神奈川県民や企業、行政などが集まり、三浦半島地域の海の現状や未来について語り合う「ブルーカーボンUpdate meeting」が12月2日、横須賀市日の出町のヴェルクよこすかで開かれた。県が横須賀や三浦市などの三浦半島4市1町と連携して行っているブルーカーボン推進事業の一環で、約50人が参加した。
講演会では、葉山町にある葉山水域環境実験場で、沿岸生態系の保全に取り組む山木克則氏が登壇。二酸化炭素吸収源となる藻場が減少する「磯焼け」が三浦半島沿岸でも深刻化している点やカジメ・アラメといった大型褐藻類の陸上培養で、藻場の再生が進む葉山の海の事例などを紹介した。
第2部で行われた4人1組のグループワークでは、参加者らが講演を聞いて疑問に感じたことや豊かな海を保全するために自分たちに何ができるのかなどを付箋に書き出して共有。二酸化炭素削減に向けて「まずは節電や節水から」といった声が挙がったほか、課外授業で参加した湘南学院高校1年の生徒からは「藻類の養殖の機械化が進めば効率的に藻場を増やせるのではないか」などのユニークな意見も飛び出した。
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