自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」を巡り、三浦市は12月17日から実施予定だった本格導入を「試行」に切り替えた。市の財政負担に市議会から「市民が納得しない」との反発を受けてのもので、市が実施主体となるスキームは変わらない。
実証実験終了後のライドシェアの実施に向け、市は11月市議会定例会に運行事業費約211万円を盛り込んだ補正予算案を提出。これに対し4日、市議から異論が相次ぎ、翌5日に市が本格導入を試行の表現に改めた。実施期間を来年3月までとし、利用状況や財源を含めて検証する。
ライドシェアの本格導入を巡っては当初、市はタクシー事業者主体による実施を目指していたが、採算性が見込めないことから実証実験と同様のスキームでの継続が決まっていた。事業で見込む収入は180万円で、差額の31万円が市の費用負担として想定。不足分は市が追加負担する。
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