全国の高校生が建築のアイデアを競う「第15回 建築甲子園」で、県立横須賀工業高校の建設研究部が県代表として本選考へ進んだ。12月16日には、審査を担当した県建築士会の上原伸一会長から表彰を受けた。
今大会の応募テーマは「地域のくらし―まちに住む・地域に開く戸建ての住まい」。まちの周辺環境や住人の年齢、家族構成なども設定に盛り込んで制作した戸建て建築の内装・外装図面を作品として応募した。
同部が提出した作品のタイトルは「食堂 洗濯 足湯のオーナーレジデンス」。賃貸住宅、孤食防止の地域食堂、地域住民の憩いの場としての足湯などが設けられた平屋建築2棟を考案した。全年齢対象の地域食堂は子ども食堂から着想を得たもので、誰でも利用できる足湯とともに地域住民が集う場としての機能を持つ。入居者向けの供用キッチンや食事場所、コインランドリーの設置は、住民間の交流を促す狙いがある。場所は三春町にあった京急バス堀内営業所跡地を活用することを想定している。
同部の選出は2年連続。制作を統括した濱田真里さん(建設科3年)は「昨年に比べ出来ることも増えた。放課後、夏休みに毎日粘り強く制作を続けた甲斐があった」と達成感をあらわにした。
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