三浦市初声町の県立三浦初声高校入江キャンパスの3年生15人を対象にした視覚障害者支援についての企画展示と講義が12月12日、同校の図書館で行われた。鶴見大学文学部で障害者サービスを専門とする元木章博教授が講師を務めた。
今回の企画は障害に対する理解を深め共生社会を目指す目的の「障害者週間」に基づき実施されたもので、視覚障害者への支援の取り組みに関する理解を深める狙い。元木教授が同大で主宰するサークル「情報バリアフリー推進会」に同校出身の生徒が入会した事をきっかけに今回の企画が構想された。
この日の講義では、弱視や全盲など、人によって見え方に違いがあることを紹介し、「その人の見え方に合わせた情報提供が大切」とした。建物などの大きなものの形を把握することが難しい視覚障害者のために元木教授が作成した「3D模型」も展示。同校周辺の立体地図や広島県の「原爆ドーム」などに触れながら生徒らは「形を確かめることで触覚が成長する。そうすることで少しでも今より見えない方に寄り添うことが出来るのでは」と感想を話した。
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