わたしのまちでいきる 【36】「5領域」とのつながり「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。
令和6年度の障害福祉サービス等報酬改定により、放課後等デイサービスにおいても新たに求められるようになったことがいくつかあります。中でも支援者にとって大きな変化と言えば、「5領域」とのつながりを明確化した個別支援計画の作成ではないでしょうか。
5領域とは▽健康・生活▽運動・感覚▽認知・行動▽言語・コミュニケーション▽人間関係・社会性―で、将来自立した社会生活を送るための基準を指します。目標設定はお子さんごとに違いますが、onestepでは「一般プログラム」として、療育とこの5領域に基づいた全体活動を行っています。
最近行ったプログラムでは、「気持ちの理解」をテーマに感情の種類を挙げていき、どんな時にどんな感情になるか、その中でも苦手なことや困ってしまうことはどんな時か、それぞれの体験から考えてみました。
例えば、人前に立つと緊張して困るという子には、「深呼吸してみるといいよ!」とアドバイスが出たり。整理が苦手な子には「ものの場所を決めてみたらどう?」と解決策を提案してくれたり。共感が生まれることもあれば、反対に自分とは違う感じ方もあるんだという気付きになることもあります。
その後、「うれしい時は?」と話題が切り替わると、「好きなアイドルの動画を見た時!」など好きなものの発表大会となり、大いに盛り上がりを見せた回となりました。-次回に続く
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