女性ライフクリエイターによるプロジェクトチーム「C*(シーアスター)」の代表・プロデューサーを務める 中山 柚希(ゆずき)さん 横須賀市秋谷出身 32歳
課題解決、女性目線で
○…個人や社会の幸福度が高い状態を示す「ウェルビーイング」。世界保健機関憲章で用いられ、近年は企業経営や組織運営の文脈でも必須となっているこの概念に学生時代から向き合ってきた。特に若年女性に照準をしぼったマーケティングと商品開発はお手の物。「よこすか野菜」を切り口とした「横須賀おでかけプラン」の動画再生回数は早くも5万回を突破する勢いで、仕掛け人としての手腕が光る。
○…老舗菓子メーカーとの共同開発や製薬会社とタイアップした医薬品のPRなど、数多のプロジェクトに携わってきた。きっかけは青山学院大学時代、キャンパスコンテストで準グランプリに輝き企業から女子大生向け商品開発の協力を依頼されて。同年代女性が何を求めているか、幸福に結びつくものは何か。源流にあったものこそ今やビジネストレンドとなっているウェルビーイングの考え方だった。議論を重ねて、ターゲット層に商品を発信していく。開発者と消費者でWin─Winの関係性を作る。そんな仕事の面白さが今につながった。
○…TOPPAN(株)でマーケティング企画を担当。よこすか野菜のPR事業は会社の受託業務の一環だが、横須賀は中学生から社会人になるまで暮らした街。今も週末の余暇には趣味のSUPやレジャーで訪れる。「前から横須賀の活性化に取り組んでみたかった」と事業にかける熱量の中に郷土愛をのぞかせる。
○…カラフルで多種多様な種類があり、市内には収穫体験ができる施設もある。ブランド化や販促にとどまらず、野菜を中心に人の回遊を促す事業に昇華させる発想は自らの真骨頂。「ネイビーや海の街と思われがちだけど多様な魅力がある。横須賀の存在感を若い女性に発信していきたい」
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