神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2012年4月13日 エリアトップへ

コスプレ女王で「追浜観光大使」として地域活性に挑む キキワンさん 市内在住(本名・年齢非公表)

公開:2012年4月13日

  • LINE
  • hatena

 コスプレで街も人も元気

 ○…奇抜なピンクオレンジのウイッグに女戦士のような衣装がひと際目を引く。行政が関わる企画としては異例の「コスプレ講座」で、初心者に楽しみ方を伝授する講師を務めている。コスプレとは、漫画やアニメの登場人物に扮装してなりきるコスチューム・プレーの略称。これまではキワモノ的な趣味として扱われてきたが、国際語にもなった「オタク文化」の隆盛で風向きが変わった。2次元の世界を切り口にした観光集客や街のにぎわいづくりは、今や注目の手法。これを「横須賀で実現すること」を期待されている。

 ○…コスプレ界ではちょっとした有名人。着るには少し勇気がいるようなデザインの衣装も華麗に着こなす。それらは裁断から縫製、すべてを自分で手掛けている。06年、容姿と衣装の出来栄えなどを競うテレビ番組でチャンピオンに。07年に開かれた世界サミットでは日本代表として出場、準グランプリとなった。イベント会場に顔を出せば、ファンの熱い視線を集める。

 ○…中学時代に目覚めた「コスプレ愛」を語りだすと止まらない。「作品に対する愛情表現が立体化したもの。気分が高まっていつもと違う自分になれます」。普段はおとなしい人も、衣装をまとうことで思い切り自己表現できるようになる、らしい。「挑戦したくてうずうずしている人はたくさんいます」。大人と呼ばれる年齢になって、コスプレとの関わり方を探していた。ひとつの答えが「きっかけ」を与えること。「『キキワンさんを見てコスプレを始めました』は、私にとって一番うれしい言葉です」。

 ○…講義を終えて普段着になると王者のオーラはなかった。どこにでもいそうな普通の女性。声のトーンまで違っていた。職場でも気づかれることはないそうだ。現実の世界と趣味の世界を行ったりきたり。もう1人の自分を楽しむような感覚ですか? と質問。「そんな部分もあるかもしれませんね」
 

横須賀・三浦版の人物風土記最新6

泉水 孝子さん

秋の叙勲で旭日双光章に選ばれた

泉水 孝子さん

横須賀市金谷在住 74歳

11月22日

大竹 稽(けい)さん

発達障害児を育てる保護者らを対象にした学びの場「こども禅大学」を主宰する

大竹 稽(けい)さん

三浦市南下浦町金田在住 54歳

11月15日

asamicro(アサミクロ)さん(本名:前谷麻実)

夜の猿島を舞台にした芸術祭でダンスパフォーマンスを披露する

asamicro(アサミクロ)さん(本名:前谷麻実)

西浦賀出身 38歳

11月8日

青柳 裕一さん

横須賀市内でピンクシャツデーの啓発活動に取り組む

青柳 裕一さん

横須賀市吉井在住 46歳

11月1日

中村 健人さん

10月26日に三笠公園で開かれる「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA 2024」に出場する

中村 健人さん

横須賀市三春町在住 23歳

10月25日

大竹 尚登さん

10月1日付けで東京科学大学の理事長に就任した

大竹 尚登さん

横須賀市根岸町出身 60歳

10月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第25回 江戸編【3】文・写真 藤野浩章

    11月22日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第24回 江戸編【2】文・写真 藤野浩章

    11月15日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【32】目標クリアで「認定証」「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    11月15日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook