市長選投開票から一夜明けた今月1日の早朝6時半。京急久里浜駅構内には激しい選挙戦を制して再選を果たした吉田雄人氏の姿があった。「本人」と書かれたトレードマークのたすきとのぼり旗。支援者らとともに、政策課題をまとめたチラシを通勤者に手渡しながら2期目のビジョンに掲げた「選ばれるまち横須賀」を実践していく決意を語っていた。
小泉進次郎衆院議員が全面支援する元副市長の広川聡美氏を迎え撃つ格好となった今回の選挙戦。期間中は両候補がほぼ横一線に並ぶデッドヒートが伝えられていたが、ふたを開ければ約1万票差で吉田氏が圧勝した。
4年前に吉田氏が市長に就任してからも駅立ちをともに続けてきた40代の男性は「市民との直接対話は選挙の前も後も関係ない。いつも通り。これが雄人の強さ」と溌剌とした表情で話した。
吉田氏は今後について、財政規律を堅持しながらの市政運営を継続していく一方、経済対策にも重点を置く方針を強調。「(選挙戦を通じて)経済活性を求める市民の声を痛切に感じた。象徴である中央地区の再生は予算措置も含めて対策を進める」。議会対応に関しては、「掲げた施策に共鳴してもらえる部分はあるはず。コミュニケーションを図っていきたい」と抱負を述べた。
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