神奈川衛生学園専門学校 「看護学科」開設を計画 来年4月に向け申請
今年4月、佐野町の旧市立陽光小学校跡地に開設され「神奈川衛生学園専門学校」(学校法人後藤学園)が、看護学科の新設をめざしている。来年4月に1期生30人を受け入れる計画。県を通じて厚生労働省に申請しており、12月から来年1月頃に認可が下りる見通し。三浦半島地域の医療人材育成に取り組む。
幅広い世代の受け皿に
同専門学校は、旧陽光小学校の施設を増改築して建設された。すでに東洋医療総合学科(全日制・3年制)が開設されており、あん摩マッサージ指圧師やはり師、アスレティックトレーナー等の資格取得を志す学生80人が学んでいる。現在は1年生のみが通学しているが、既存の小田原校舎との統廃合を予定しており、来年以降、順次横須賀に集約していく方向。
新設をめざしている看護学科(全日制・3年制)では、看護師を養成する。計画では定員30人の少人数制とし、国内では数少ない医療リンパドレナージと呼ばれるリンパ浮腫患者への対応法など独自の授業を行う。
学生の募集は三浦半島と横浜市南部をメインに位置づけ、地域医療を支える人材の育成を手掛けていく方針。高校新卒者だけでなく、大学既卒者や社会人経験者の受け入れも積極的に進め、市内に複数ある医療系学校との差別化を図るという。
同専門学校の運営法人である後藤学園は、昭和28年の創立で医療系専門学校として歴史ある学校の一つ。現在、東京都大田区にある「東京衛生学園専門学校」では、看護師・理学療法士・鍼灸マッサージ師・鍼灸マッサージの教員養成課程・看護通信制の5科があり、東京、神奈川の両専門学校合わせて約1350人の学生が在籍している。横須賀校舎では今後、ホールや研修室などの地域開放に加え、一般を対象に鍼灸やマッサージの臨床実習を教員指導のもとで行っていくことも考えている。
今月24日に学校説明会
来年4月開設予定の看護学科に関して、入学希望者などを対象にした学校説明会を今月24日(土)に実施する。施設内覧や教材展示に加えて赤ちゃんの抱き方、血圧測定等の看護体験を用意。授業内容や進路に関する相談も個別に受け付ける。時間は午後2時から4時まで。申込みは前日までに【電話】046・850・6336または【URL】http://www.keg.ac.jpから申し込む。
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