「カレーの街」15周年 ご当地グルメ先駆者、企画続々
護衛艦のレシピ食べ比べ
ご当地アピールの材料に横須賀市が「カレーの街よこすか」を宣言して15周年を迎える今年、さらなる集客強化を図るイベントが目白押しだ。
毎週金曜日はカレーの日─。旧日本海軍で食されていた”海軍カレー”をルーツとする海上自衛隊の「護衛艦カレー」に着目したグルメグランプリが4月19日(土)、海上自衛隊横須賀地方総監部内(西逸見町1)で開かれる。
護衛艦カレーは艦艇や基地ごとに異なるレシピが存在しており、その数は200以上。専属の給養員長(料理長)が調理を手掛け、自慢の味を守っているという。
イベント当日は、全国から「むらさめ」「はるさめ」「たかなみ」などの護衛艦・補給艦・訓練支援艦全16隻が集結。オリジナルカレーを振る舞い、来場者の投票でナンバー1の味を決める。1万食が用意される予定で、艦艇の一般公開もある。時間は午前9時から午後3時。主催はカレーの街よこすか推進委員会。護衛艦カレーグランプリは昨年の12月に長崎県佐世保市で開催されており、今回2回目となる。
日本最大級と銘打ったカレーイベント「よこすかカレーフェスティバル2014」も5月10日(土)・11日(日)に行われる。「海軍カレーバイキング」が楽しめるほか、日本全国のご当地カレーが一堂に会する。これに加えて、5月19日(月)から23日(金)の5日間、市内のカレー店をハシゴする食べ歩きイベント「よこすかカレーバル」も実施される。
「海軍カレー」全国知名度1位
全国に数多あるご当地カレーの知名度調査で横須賀市の海軍カレーが1位となった。国内唯一のカレー専門研究機関とされる(株)カレー総合研究所が先ごろ発表した。主要都市で調査会社が実施したデータに基づくもの。「カレーとの関連性の強い都市」の質問に、6割超の人が横須賀市の海軍カレーと回答した。2位は札幌市のスープカレー、3位は呉市の海軍カレー。「10年以上の活動が浸透度を高めている」と同研究所。
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