明治から昭和初期の戦争痕跡を今に伝える貴重な資料が点在する横須賀で今年3月、猿島砲台と千代ヶ崎砲台跡が国の史跡に指定された。これを記念して走水の観音崎京急ホテルでは、
「観音崎砲台カレー」=写真=をレストランの新メニューとして”投下”した。ホテル前の観音崎公園も東京湾要塞の重要拠点であり、砲台跡や弾薬庫がそのまま残っている。ホテルでは、この地を訪れる遺構マニアに話題を提供していこうと今月からふるまっている。
メニュー開発には、東京湾要塞研究家で知られるデビット佐藤氏が監修。味はホテルシェフの本格カレーだ。砲座をご飯で成形し、大砲に見立てたスペアリブを設置。砲弾は円形にしたジャガイモと人参で表現している。”火を噴く辛さ”の触れ込み通り、好みで激辛味にもアレンジできる。ミニサラダとコーヒーが付いて1食1900円(別途消費税)。
デビット氏が講師となって観音崎砲台をめぐるガイドツアーが年に数回、開かれており、人気を博している。今後はツアーの一環として「砲台カレー」を食す企画も計画しているという。
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