20歳の門出を祝う成人式が1月8日、不入斗の横須賀アリーナで開かれる。市内では今年4474人が大人の仲間入り。昨年比56人の減少となる。
新成人が生まれた20年前の横須賀は、情報通信技術の研究開発拠点として「横須賀リサーチパーク」(YRP)が誕生した年。横須賀美術館の建設構想が打ち出され、議論が始まった頃でもある。
市内で生まれ育ち、現在は市外の大学に通う2人に「横須賀と自分」をテーマに話を聞いた。
人口流出や空き家問題など、暗い話題が目立つ横須賀。野比在住の藤倉さんは「自分の幼少期と比べ、小学生の姿を見る機会が減った」と話す。日常で使うバスの本数が減っていることなどからも、問題を身近に感じることが多い。一方で、20歳になったからこそ分かる地元の良さもある。お酒が飲めるようになり、「中央の古き良き飲食店街など、今までは知らなかった魅力に気づくことができた」
未来の自分、横須賀はどうなっているのか―「就職、結婚しても地元に住み続けたい」と話す汐入在住の大井さん。都内の大学に通いながら、市が抱える課題解消や活力づくりのアイデアを競う政策コンペにも参加。横須賀の未来を考える人たちに出会い、自分もわが街のために何かしたいと考えるようになった。「大学や就職先での経験を活かして、次は自分が主体となって活動できれば」と力を込めた。
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