「オレンジのTシャツで一緒に走ろう」--。認知症の当事者や家族、支援者がタスキをつないでリレーする「RUN伴(とも)+三浦半島」が9月15日(土)から17日(月)の3日間の日程で企画されている。
「RUN伴」は、北海道のNPO法人が認知症への理解を広げるために始めたプロジェクト。国内を縦断するほか、本線のルートとなっていない地域は「RUN伴+(ぷらす)」として独自に展開している。三浦半島では地区内の介護事業関係者らが実行委員会を立ち上げ、一昨年初めて開催した。昨年は、走者やボランティアを含めて約500人が参加している。
「自分事」のきっかけ
なぜ、認知症理解のために「走る」のか。横須賀地区を担当する玉井秀直さんは、「一緒にタスキをつなぐ体験を通じて、誰もが暮らしやすい顔の見える地域づくりを考えることができれば」と話す。昨年の参加者からは「これまで関わりのなかった分野だが、走ってみて自分事として考える良い機会になった」との感想もあり、「当事者や家族が抱え込まないよう、仲間を増やすきっかけになれば」とその広がりを期待する。
三浦半島を一周
15日に逗子市役所をスタートし、国道16号から横須賀市役所〜浦賀へ。16日は浦賀から三浦市役所、17日は三浦社会福祉協議会から葉山を経て逗子市役所がゴール。途中、葉山では遠泳・SUPで参加できるコースも用意している。
開催に先立ち、9月8日(土)に平成町の県立保健福祉大学講堂でプレイベントを実施する。「RUN伴+」の活動紹介のほか、認知症サポーターの養成講座、支援者によるトークセッションも企画。午後3時から5時半、定員500人(申込不要)。会場では、公式Tシャツや認知症に関する書籍の販売や展示もある。
参加の詳細、問い合わせは、【メール】runtomoplusmiura@gmail.com または玉井さん【携帯電話】090・4623・2226
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