徳川家康の外交顧問として活躍した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の偉業を国内外に広く発信しながら地域活性化につなげようと10月27日、横須賀市をはじめとするゆかりの4市連携で「ANJINサミット」がよこすか芸術劇場で開かれ、約1200人が来場した。
登壇者は三浦按針の菩提寺である西逸見の浄土寺住職・逸見道郎氏と、徳川宗家第18代当主の徳川恒孝氏、NHKの歴史番組「その時歴史が動いた」で司会を務めた松平定知氏。按針と徳川家康の関係性を中心に歴史を紐解いた=写真。
松平氏は江戸幕府開幕を左右した関ヶ原の戦いでの家康の勝利に「戦の勝敗に影響したと言われる鉄砲や武具を伝えた按針は欠かせない存在」と解説。逸見氏は「海外侵略を進める諸外国に日本が侵略されていた可能性もあった。按針からの情報なしでは生き残れなかったのでは」と話すなど、按針の隠れた功績を探り、理解を深めた。
ドラマ化要望 NHKへ
これに先立ち上地克明市長ら4市首長と議長は26日、NHK放送センター(東京都渋谷区)を訪れ、按針を題材にした大河ドラマ制作を求める署名を手渡した。9月現在までに集まった約2万7千人分。今後も20万2千人を目標に呼びかけていくという。
横須賀・三浦版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|