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スパイラルテーピング療法 貼って整える筋肉のバランス 取材協力:アンポ接骨院
マラソンやスケート、スキーなど冬のスポーツが盛んになるこの季節は、何かと身体を動かす機会が多いはず。寒さが厳しくなるこの時期は、自分の身体の調子が気になる人も多いのでは。そこで今回は、一般の人や、陸上・野球・サッカーなどのアスリートが受けて注目を集めている、スパイラルテーピング療法について、スパイラルテーピング協会関東ブロック長を務めるアンポ接骨院の安保純一院長に話を聞いた。
スケートの羽生選手が利用
--まず初めに、こちらの接骨院で行っているスパイラルテーピング療法ですが、今年2月の平昌冬季五輪で男子フィギュアスケートの羽生結弦選手がこのスパイラルテープを貼って、男子66年ぶりとなる五輪連覇を達成しましたね。
安保院長 はい。私の友人で当協会東北ブロックの菊地晃先生がJOC公式トレーナーとして、羽生選手に帯同し、練習のたびに体調や筋肉のバランスをチェックして、その時の状態に合わせたテーピング処置を施しているのですが、皆さんご存じの様に、羽生選手は昨年11月、NHK杯の公式練習中に転倒し、重度の右足関節捻挫と靭帯損傷という大ケガを負ってしまいました。通常、重度の靭帯損傷は、組織修復まで24週間かかるため、五輪出場は絶望的かと思われていましたが、スパイラルテーピングを処置する事により、ジャンプ(足関節底屈)に必要な支持筋であるヒラメ筋、後脛骨筋や支持運動筋である前脛骨筋、そして運動筋の腓腹筋を刺激して、痛みはあるものの、なんとか出場に間に合いホッとしました。
--あの完璧な演技は、今でも脳裏に焼き付いていますし、日本中が感動に包まれました。
安保院長 スパイラルテーピング協会当事者として、今大会ほど観ていてハラハラする大会はありませんでした(笑)。なによりも逆境でこそ力を発揮するのが羽生選手なので、絶対にやってくれると信じていましたが、演技終了まで右足首がもってくれと祈っていました。最終的に羽生選手は強靭な精神力で感動的な素晴らしい演技をされ、見事に金メダルに輝き、そして国民栄誉賞を受賞されましたことを当協会関東ブロック長として心よりお祝い申し上げます。
「原因」の解明から
--さて、今回は取材協力をしていただきありがとうございます。
まずはアンポ接骨院の特徴から聞かせてください。
安保院長 当院がほかの接骨院と違うところは、専門検査機器を使い「どこに痛みの原因があるのか」を確実に突き止めるところです。
筋肉や関節の痛みには、大きく分けて3つの原因があります。
1つ目は内科的疾患からくる痛み。風邪や花粉症などのアレルギー、自律神経など心因性のものや、熱・冷えも含まれます。
2つ目は器質的疾患です。これは痛む部分そのものが悪い場合です。打撲や捻挫による炎症性、または変形性のものです。
3つ目は機能的疾患といって、器質的に悪い部分が長期にわたり痛むため、無意識に痛みの和らぐ姿勢へと身体をひねって逃避しているうちに、他の部分に痛みが出てしまうものです。このように、痛みの原因は一人ひとり違うのです。
火事に例えれば、痛みは煙の出ているところ。煙に水をかけても火は消せませんよね。では火元はどこにあるのか。それを当院ではコンピュータで数値化して解析し、一人ひとりに細かく説明しながら、火元(原因)に対してテープの刺激で処置していきます。
ただし、この治療法で何回か処置して変化が見られない場合は、身体の何処かに痛みの取れない原因が強く存在していることも考えられますので、病院で細かい検査を受けることをお勧めします。
科学に基づいた施術
私たちが行うのは痛い部分を固定するテーピングでなく、皮膚感覚器を介して身体のバランスを調整する神経に働きかける刺激療法。なので、テーピングで筋力を高めたり、緊張を解いたりして、一人ひとりのバランスの崩れ方に合わせた処置をしていきます。
羽生選手にも処置したように、ゲートコントロールといって、痛みが脳へ伝わる時、脊髄後角内に痛みを伝えるのか、遮断するかのゲート(門)があり、門を開けるのが痛覚神経からの刺激で、閉じるのがその他の感覚神経(特に触圧覚)からの刺激だという理論も含まれます。
簡単に言うと、要はテープで身体をコントロールするのです。したがって、テープを貼ったその場で変化が現れます。また投薬と違い副作用もありません。
ですから、各病院の医師からも安心だということで、リハビリの必要な方を紹介されたりもしています。もしもテープでかぶれてしまうなど、皮膚の弱い方であれば、スパイラル通電療法やスパイラル運動療法もありますので、お気軽に相談して下さい。
--頸痛、腰痛、膝痛等はもちろん、自律神経の不調や更年期障害、生理痛等のホルモンバランスの不良もテープで改善できるのですか?
安保院長 はい。科学的検査や東洋医学的検査により処置法は決定します。例えば東洋医学的な処置法でいえば上焦・中焦・下焦に分け、脈をとり、証を立て、六部定位・積じゅ・奇経にテープ処置を施します。
高齢者に必要な体力は
--近年、高齢者のなかでも、ロコモやサルコペニア、フレイルなどと色々な横文字で表現される症状が、大きな問題として取り上げられるようになりました。
安保院長 これらは全て、加齢に伴う筋肉の減少や運動不足によって生じる症候群のことを言います。一般的な対処法として、歩くことや筋力トレーニングなどの運動が推奨されています。
しかし、体力が衰えたお年寄りに体力増進のためにと、やたらと運動を奨励するのは果たして正しいことなのか大いに疑問です。特に足腰にトラブルを抱えたお年寄りに体力をつけるための運動が必要でしょうか。つまり、運動・スポーツからみた体力ではなく、日常を健やかに過ごすための体力があれば充分だと思います。
脳の健康のために「歩く」
--そういう意味で散歩を勧めるのですね。
安保院長 歩くことは昔から健康法として使われています。つまり「散歩」ですね。ウォーキングと違ってゆったりとしたペースで歩く。時には立ち止まったり、道端に咲く草花をめでたりしながら近所や公園などを歩きます。散歩には単に、身体のためだけでなく気分転換という精神的な効用もあるのです。ところで散歩もウォーキングも、歩きながら別のことをしているということに気づきませんか。
人は「歩こう」と考えなくても歩くことができます。歩くパターンやリズムを作る仕組みは大脳ではなく、脊髄にあることがわかっています。そして歩くか立ち止まるかと決めるのは、脳幹にある神経細胞が担っています。ものを考えるのは大脳の働きですから、歩く仕組みと考える仕組みは別のものなのです。そのため、人は「歩こう」と決心すれば、あとは自動的に足が動くことになります。すると、歩きながらいろいろな思索をすることや周りの景色を眺めることが可能になるのです。また、歩くことで生じる身体の振動が一定のリズムで体を揺らします。これが脳にリズム感を与え、その中で思索に集中する効果が生まれると言われています。ですから脳の健康にも歩くことをお勧めします。
--この治療法は全国にあるのですか?
安保院長 はい。協会本部は大阪にあり、柔道整復師、鍼灸師である田中信孝先生が考案して設立し、現在全国に約550名の会員(医師、柔道整復師、鍼灸師)がおります。ただ、皆さんのお住まいの近くにあるかどうかは、スパイラルテーピング協会にお気軽に問い合わせてみて下さい。
このテーピングは一般の方からアスリートのサポートまでできる治療法です。
すべては、からだのバランスからです。
※症状によっては健康保険適用外となります。
協力=スパイラル・テーピング協会顧問 羽間鋭雄先生、札幌医科大学教授 當瀬規嗣先生
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