横須賀を冠したジーンズブランド「横須賀ジーンズ商会」を池田町在住の石渡稔さん(51)が立ち上げた。商品化第一弾となる「ワンタックスリムジーンズ」が先ごろ完成、年明け以降本格的な販売に踏み切る。オシャレから遠ざかっていた50代以上の男性をメインターゲットとしており、新たなファッションスタイルを提案する。
電設業を営む石渡さんが新会社を立ち上げてファッション業界に参入を決めたのは、「求めるジーンズを手に入れるため」だ。50歳を過ぎて自分の体型に合うジーンズがなかなか見つからない。スリムタイプが好みだが、腹回りにサイズを合わせるときれいなラインが出ないことが悩みだった。
そんな折に思い出したのが70・80年代の横須賀で流行した”マンボスタイル”。タックで太ももにゆとりを持たせ、足首にかけて細くなっていくシルエット。ファッション性と穿き心地を融合させた「横須賀発の大人ジーンズ」のコンセプトが頭に浮かんだ。
国内でジーンズ製造が盛んな岡山県倉敷市の縫製工場にデザインを持ち込み直談判。リベット(鋲)やボタン、皮ラベルもオリジナルを用意して商品化を実現した。
クラウドファンディングを活用した先行販売では、2カ月間で55人の購入希望者が現れるなど上々な滑り出し。一般販売は2月中旬を予定、ホームページ(【URL】https://www.yokosuka-jeans.com/)で注文を募る。価格は税込1万7240円。
「穿きやすく進化させた」
「加齢による体型変化をカバーしつつ、ベルト不要のALWAYS JUST FITなジーンズ」-。
横須賀ジーンズ商会のブランドコンセプトを熱っぽく話す石渡さん。その思いを形にしたのがワンタックスリムジーンズだ。フィット感を重視して伸縮するストレッチデニムを採用、腰回りもシャーリング加工(ゴム入り)とするなど穿きやすさにとことんこだわったという。
「タック入りジーンズを横須賀発のファッションブランドとして定着させる」。石渡さんはそんな野望を抱いている。ホームページの宣伝文句が印象的だ。「つべこべ言わずに穿いてみな」
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