横須賀市は、7月8日に開幕した人気アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」のコラボイベントの集客数と経済効果の中間報告を今月6日の市議会総務常任委員会で行った。「よこすか未来会議」所属の加藤ゆうすけ市議の質問に答えた。
同イベントのスタートから8月末までの期間でメーン会場の猿島には、前年より8千人多い6万771人の来島者数を記録。平日で8%、休日で10%アップした。横須賀中央駅の乗降客数も前年比で12万6千人増え、166万4千人となった。
消費支出は日帰り客で約8千8百円、宿泊客で約2万8千円とし、経済波及効果を2億円強とはじいた。
市の報告に加藤議員が「ワンピースを目的とした来街かわかりづらい」と発言。飲食店で展開されているコラボグルメの売れ行きが芳しくない状況も指摘した。これに対して担当する文化スポーツ観光課は、「各店の1日の平均食数は4〜5食」と説明。店舗によって集客の明暗が分かれている現状も伝えた。同課の上条浩部長は「短期的な面では批判があるかもしれないが、企画を創って新しい客を呼び込む挑戦が必要。この姿勢は崩さない」と切り返した。
イベントは10月20日まで。市と京浜急行、猿島航路のトライアングルが連携して実施している。作中に登場するキャラクターの等身大フィギュアの展示や市役所庁舎のラピングなどに市は約2800万円を投じている。
昨夏に行われた「ポケモンGO」の横須賀イベントでは、5日間で約20万人の愛好家が訪れ、15億円の経済効果があった。
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