「肩が出せる服で接種会場へ」「十分な水分を」―。新型コロナワクチン接種前後の「注意点」をまとめたイラストが話題になっている。
これを描いたのは大矢部在住の漫画家・イラストレーターのたちばないさぎさん=左写真。市内の医療機関で地域支援員として勤務しており、4月末にワクチンを接種した。睡眠をしっかり取り、水を多めに飲んでおく―といった事前準備はしていたが、1回目の受診で「失敗した」と思ったのは服装。注射するのは左の肩の少し下あたり。着ていたのは7分袖のワンピースで「半袖シャツや肩がすぐ出せるものを選べばよかった」。心配していた副反応については、接種箇所の痛みや血圧の変化が少しあったという。そうした経験をイラストのレポートにして自身のTwitterに投稿。2回目の接種を終えた先月末には「ワクチン接種がこれからの人へ」と題し、周囲に聞き取りした副反応の状況や事前の対策、注意点を追加した。
個人差大きい副反応
これらを見たネットニュースから取材があり、「事前に知ることができて良かった」「副反応が出ることを前提に準備しておきたい」と多くのコメントがあった。「私も2回目は、半日後に頭痛があった。友人は微熱や強めの倦怠感・関節痛があり辛かったと聞いた。症状や痛みの度合いは年齢や性別、個人差も大きく、1回目・2回目でも副反応は異なるようです」とたちばなさん。自身も接種後は予定を入れず、水分や食料を用意していたが、「準備しておくこと」の大切さを痛感したという。
「接種するべきか悩んでいる人もいると思う。不安は共通のもの。持病で投薬している人は問診でお薬手帳を提示して相談する、体調不良が重ならないよう夫婦で接種日をずらす―などの対応も必要かもしれません」とたちばなさん。今後は、接種者のアンケート対象を広げ、再度まとめる予定だという。
市内では、接種後の特別有給休暇(コロナ接種休暇)を制度化した企業も出てきている。
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