全国大会などで数々の賞を獲得している横須賀市立横須賀総合高校(久里浜6の1の1)美術部を応援しようと、最寄りの久里浜商店街で同部のアート作品を展示する初の試みが行われる。12月18日(土)から横須賀美術館で始まる特集「横須賀市立横須賀総合高校 美術活動の歩み」の企画に連動。商店街全体をギャラリーに見立て、各店がパネル化した作品を飾る。コロナ禍で客足が鈍る商店街への来街にもつなげたい意向だ。
美術館特別展を応援
同商店街ではこれまで、近隣の中学校・高校の吹奏楽部に発表の場を提供するなど次世代の応援に力を注いできた。今夏には同校美術部の卒業生らにシャッターアートを描いてもらい、取り組みの過程をストーリー化した短編映像を制作する新しい試みにも挑戦。趣向を凝らした地域連携を進めてきた。
今回は同校美術部が横須賀美術館で初の展示を行うことを知り、商店街の若手メンバーが中心となって独自の応援企画を考案。京急久里浜駅周辺に広がる商店街加盟店で一斉に絵画作品を飾るアイデアを思い付いた。
歴代の美術部員が手掛けた作品24点を同校の許可を得て、A2サイズのパネルに加工。特別展の案内に加え、メッセージスペースに部員に向けた激励や期待の言葉を書き込む。商店街各店で12月10日(金)から掲出を行い、特別展が開かれている来年4月まで展示する。
同商店街の森下守久会長は「地元の若者たちの活躍を商店街全体でバックアップすることで、久里浜を文化的な拠点として発展させたい。この地で育んだ豊かな感性と想像力を活かし、世界的なアーティストが誕生したらうれしい」と取り組みの意義を語った。
横須賀美術館の特別展では、同校の卒業生を含む美術部員らが制作した作品約150点を飾り、15年以上にわたる活動の成果と足跡を振り返る。会期は2022年4月3日(日)まで。
市役所本庁舎の議会局通路に設けられているギャラリー「羅針の小径」も展示作品の入れ替えを行い、近日中に一般開放する。
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