市立横須賀総合高校の村田瑛俊(あきと)さん(2年・吉井在住)が2月19日(土)・20日(日)、愛知県で開かれる「第31回全日本室内アーチェリー選手権大会」に出場する。オリンピアンやインターハイ入賞者など、トップクラスの選手たちに交じり、最年少でのエントリーを果たした。村田さんは「胸を借りるつもりで挑みたい」と意気込む。
(公社)全日本アーチェリー連盟が主催する大会。室内に設置された直径4cmの中心円(10点)を目掛けて、18m離れた場所から60本の矢を放ち、合計点を競う。
村田さんは昨年末、千葉県で行われた選考会で600点満点中578点を記録。全国各地の選手が得点を申請した中で、大会の出場条件である64位以内に入り、初舞台への切符を手にした。
本戦では64人から32人に絞られた後、1対1のトーナメントで順位が決まる。
久里浜で磨いた腕
望洋小5年の時、地域紙で久里浜にある育成チーム「横須賀ジュニアアーチェリーアカデミー(YJAA)」の存在を知った村田さん。クラブの2期生として競技を始め、日本代表の大貫渉選手(浦郷町在住)らと交流を重ねながら技術を身につけていった。浦賀中時代には2度全国へ。卒業後はアーチェリー部がある横須賀総合高校に進学。3月26日(土)から28日(月)まで、静岡県で開かれる全国高等学校アーチェリー選抜大会にも2年連続で出場を決めており、競技関係者も一目を置く選手にまで成長した。
集中力の高さや強靭な体幹、平常心を維持できるかが勝敗の鍵を握るスポーツ。同部顧問の川村栄一教諭は「最近では的を外して心が乱れることも少なくなった。点だけにとらわれず、美しいフォームを保つことができれば、きっと良い結果が待っている」とエールを送る。「最終的な目標はナショナルチームの一員として世界でプレーすること。それにはまず目の前の大会で自分の実力を示したい」と村田さんは虎視眈々とトップの座に狙いを定める。
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