横須賀市はこのほど、アートによる環境啓発フリーペーパー「生命あるものは美しい"The Beauty of Life"」を創刊した。
市が進める「海洋プラスチックごみ対策アクション宣言」の取り組みの一環。国際海洋保護団体「OCEANA」を中心に絵画を通して国内外で活動する、画家の井上文太氏が表紙や見開きページに作品を提供している。井上さんは動物や植物、日本文化の美しさを絵画で世界に発信。「アートを通して『環境問題』を伝えていきたい」と話す。
紙面では「生命あるものの美しさに改めて心を向け、それを守るための行動のきっかけにしてほしい」とJAMSTECなど海洋関連機関の寄稿記事や姉妹都市の取り組みなどを盛り込み、定期発行していく。
部数は1万部で市内の小中学校・高校と海洋プラアクション宣言の賛同事業者、市の公共施設で配布する。
「新素材」にも注目
環境問題への取り組みとして、紙面には石灰石を主原料にした「LIMEX Sheet」を使っている。水や森林資源に負荷の少ない新素材で、これを手掛ける株式会社TBMは今年秋、神明町に国内最大級の廃プラスチックリサイクル工場を整備するなど市と連携を強化。市では今後、このフリーペーパーやLIMEX素材商品の回収BOXも用意していく。
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