東京湾に浮かぶ唯一の自然島「猿島」に、新しいごみの収集拠点「猿島エコステーション」が登場した。猿島公園の指定管理者である(株)トライアングルが設置した。観光地のごみ問題解消と環境保全を同時にめざす。
バーベキューなどの行楽客でにぎわう猿島ではこれまで、横須賀市のルールに従って3分別で回収。90リットルの大型ごみ袋で年間5千5百袋を船で搬出していたという。新設のエコステーションでは、ごみを資源とそれ以外(可燃物)に分け、資源は5分別に。これによりごみの減量化・資源化を図っていく。
ごみ箱のデザインは、地元の高校生・大学生が考案。カラフルな色使いで分別を視覚に訴える。資源の再利用を伝える幕も壁に掲出し、遠足で訪れる児童・生徒が地球環境やSDGsを学ぶ場としても機能させる。
完成品を市に寄贈
「猿島エコステーション」の建設プロジェクトは2020年8月にスタート。横須賀の若い世代が集まり、アイデアを出し合ってごみを分別したくなる仕掛けづくりなどを考えてきた。建設費用の一部を賄うためにクラウドファンディングも行い、目標額の300万円を集めた。
5月10日にはプロジェクトメンバーと関係者が市長室を訪れ、上地克明横須賀市長にエコステーションの寄贈を行った=写真。
横須賀・三浦版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|