横須賀オールロケによる映画『冬薔薇(ふゆそうび)』(配給・キノフィルムズ/109分)が、今日6月3日から横須賀HUMAXシネマズ(本町)をはじめ、全国の映画館で公開された。
舞台はとある港町。伊藤健太郎さん演じる主人公・渡口淳は、25歳になっても定職に就かずに地元の不良グループとつるんで、すべてにおいて中途半端な人生を送っていた。両親は埋立て用の土砂を「ガット船」と呼ばれる船で運ぶ小さな海運業を営むが会話はほとんどなく、仕事に興味も示さない。ある日、仲間が何者かに襲われる事件が起こり、その犯人像は思いも寄らぬ人物だった-。
家族、友人、自分自身と向き合えずにいた青年を描いたヒューマンドラマ。『大鹿村騒動記』『北のカナリアたち』などで知られる阪本順治監督が、伊藤さんをイメージして書き下ろしたという。淳の両親役を小林薫さんと余貴美子さんが務め、永山絢斗さんや石橋蓮司さんなどの実力派俳優が脇を固めた。
劇中に出てくる「ガット船」の母港が浦賀にあることから、撮影は浦賀ドックやヴェルニー公園、船越、衣笠など市内各所で行われたという。
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