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神歯大附属病院 腎臓病の新薬、患者に福音 腎障害の進行抑制に期待
日本初の慢性腎臓病の治療薬が登場した。慢性腎臓病は国内1330万人が罹患している国民病。そのままにしておくと将来的に人工透析に至るリスクがあるが、新薬を用いることで腎障害の進行を抑えることが期待できるという。神奈川歯科大学附属病院 腎臓内科の橋本達夫教授=写真=は「これまで慢性腎臓病を適応症とした薬はなく画期的。治療を必要としている患者に光明をもたらす」と話している。
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慢性腎臓病は糖尿病、高血圧などが主な原因。貧血、狭心症、骨粗しょう症などを合併する。夏の脱水も危険因子で、定期的な通院と食事、睡眠、運動、血圧管理が大切になる。同院ではこれに減塩指導、貧血治療、骨粗しょう対策といった多角的な治療と新薬を組み合わせることで症状の悪化や進行の度合いを抑えるという。
患者の意向を最優先にした治療を大切にしている点も特徴だ。腎臓専門医、管理栄養士、看護師の多職種によるワンチームで全面サポート。MRI等の画像診断も充実しており、わずかな身体の変化を見逃さない。楽しく食べて治す工夫、睡眠の質と運動習慣指導のほか、社会保障の上手な活用もアドバイス。患者との対話を重視している。
治療に関する相談は、毎週月曜から木曜に事前予約制で行っている。
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