湘南学院高校出身の古(こ)謝(じゃ)樹(たつき)選手が10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受けた。テレビ中継を通じ、その瞬間を見守った同校の野球部員や学校関係者らは創部23年で初となるプロ野球選手の誕生を大歓声で祝福した。
古謝選手は桐蔭横浜大学進学後も、母校のグラウンドへたびたび足を運び、後輩に指導をしていたという。そんな身近な先輩がプロ野球という夢の扉を開き「僕たちも古謝さんみたいになれるように」と部員らは尊敬のまなざしを向け目を輝かせた。
「まさかプロ、ましてやドラ1なんて夢みたい」と笑みをこぼして話すのは、本萱(もとがや)昌義監督。入学時は目立つ選手ではなかったが、体が大きくなれば大学やその先でも通用すると確信していたという。
1巡目で名前が呼ばれると本萱監督は「勝負はこれから。ここがスタートです」と激励のメールを送り、大きな舞台に挑む元教え子の背中を押した。
ドラフト後の会見で古謝選手は「野球でしか恩返しできない。結果を出し地元や高校に勇気を与えたい」と話している。
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