横須賀を拠点に活動する市民劇団「劇団蒼い群」の公演が2月23日(金)・24日(土)の両日、深田台の青少年会館ホールで開かれる。
演目は「ダルマとタスキと白い手袋と」。同劇団の代表作で、架空の地方都市の市長選挙をシニカルかつユーモラスに演じる。負け戦を覚悟しながらも全力で選挙運動を展開する若手女性候補者。彼女の出現にうろたえ、向き合い方に逡巡する現職市長。2人の胸中はいかに──。昨年7月に同作品の脚本を手掛けた別府寛隆氏が急逝したため、「追悼の意を込めた舞台にしたい」とメンバーらは稽古に励んでいる。
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1971年結成の古参劇団。「人間性の回復」をスローガンに、既成の脚本からオリジナルの社会派劇まで振れ幅の広い作品を演じてきた。今作品の初演は2009年。別府氏が選挙事務所で体験した真剣だからこそ滑稽なエピソードを詰め込んだ。選挙の声を聞くと祭りのように胸を高鳴らせる人。事務所内で飛び交うウグイス、カラス、桃太郎、座頭市などの選挙用語。90度か45度か─運動員のおじぎの角度で喧々諤々。リアルすぎる選挙騒動が笑いを誘う。23日が午後6時、24日は午後2時開演。入場料は一般前売り2000円(当日2500円)、中高生500円(小学生以下無料)。問い合わせは【携帯電話】090・2654・9166(河﨑さん)
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