神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2024年8月9日 エリアトップへ

菊名在住ギャンビルさん 狙い澄まして全国の頂点 高校総体射撃競技で優勝

スポーツ

公開:2024年8月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
金メダルを首に下げるギャンビルさん
金メダルを首に下げるギャンビルさん

 三浦市南下浦町菊名在住のギャンビル・ウイリアム海音(かいと)さん(星槎高校3年)は、7月28日から31日に開かれた「全国高等学校ライフル射撃競技選手権大会」(インターハイ)のビームライフルの種目で優勝を果たした。インターハイは3年連続の出場だったが、3度目にして初めて頂点を射止めた。

 ライフル射撃は、約4・5キロの競技用銃を両手で構え、10m先にある大きさ0・5ミリの的の中心部を狙う競技。円状に広がる的の中心部に近いほど点数が高く、1射の満点は10・9点。ビームライフルは、引き金を引くと実弾の代わりに光線が発射される。

 ギャンビルさんは点数が低い競技者から敗退していく「サドンデス方式」の決勝戦で251・6点を記録。決勝大会新記録を樹立し、栄冠をつかんだ。「最後の3人になると会場から手拍子が起きる。全員が1発1発に集中して、全力を出して戦う雰囲気が楽しい」と競技の魅力を語る。

 同大会のビームライフル部門は、競技前の試射時間が短く、ギャンビルさんは「大会前の普段の練習でサイト(照準器)を狂わせてから、素早く合わせるメニューをこなしてきた」と練習の成果を振り返る。

幼少期から親しみ

 物心ついた時から、父親や、アメリカで保安官をしている叔父の影響で銃に憧れを抱いており、小学3年生の時に競技を開始。以後は、くりはま花の国の射撃場を拠点に的を狙い続けてきた。伊勢原市にある射撃場にも足しげく通い、日夜腕を磨き続けている。

周囲の支えに感謝

 日本と比べると銃規制が緩いスロベニアの現地チームにも所属。元五輪選手や諸外国の様々な選手との交流で、技術を身に着けている。「銃を通じて世界中に仲間が増えた。個人競技だが、色々な人がサポートしてくれる環境に感謝したい」

 小学生から高校生までの全国大会を制覇しており、大学のインカレ優勝も視野に入れている。いずれは米軍関係の「銃のメンテナンスもしてみたい」と将来を見据え、競技の普及にも努めたいと展望を語った。

横須賀・三浦版のトップニュース最新6

「新聞は世界豊かに」

横須賀高校石川さん

「新聞は世界豊かに」

県コンクールで最優秀賞

11月22日

「EMクラブ」CGで再現

鴨居出身画家・広瀬さん

「EMクラブ」CGで再現

戦後ジャズの象徴、後世に

11月22日

発達障害の可能性広げる

こども禅大学

発達障害の可能性広げる

保護者と児童対象「学びの場」

11月15日

土砂災害機動部隊を新設

横須賀市消防団

土砂災害機動部隊を新設

東西市域で復旧体制強化

11月15日

横須賀基地、再配備へ

原子力空母ジョージ・ワシントン

横須賀基地、再配備へ

9年ぶり 月内にも入港か

11月8日

「聖地三浦」で競技者育成

「聖地三浦」で競技者育成

ラクロスジュニア教室が始動

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第25回 江戸編【3】文・写真 藤野浩章

    11月22日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第24回 江戸編【2】文・写真 藤野浩章

    11月15日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【32】目標クリアで「認定証」「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    11月15日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook