横須賀・三浦地域の医療介護をつなぐ 「さくらネット」がスタート 神奈川県議会議員 田中洋次郎
少子高齢化による医療・介護ニーズ拡大の一方、医療介護従事者不足などに伴う運営の効率化が求められる中、横須賀・三浦地域を中心に9月、地域医療介護連携ネットワーク「さくらネット」が始動しました。
これはデジタル技術を活用することにより、患者の医療・介護情報を、地域の病院・診療所・薬局・介護施設等の間で相互共有できるものです。私もこの取り組みの必要性を強く認識し、これまで本会議や委員会で質疑を重ねてまいりました。
厳重なプライバシーの保護のもと、【1】患者本人が病名や服薬、検査、禁忌薬、アレルギーなどを知ることができる【2】検査や処方の重複がない【3】緊急搬送された時に正確な情報が医療者に伝わる 【4】災害時でも医療情報を損失する恐れがないなど、医療介護従事者と住民双方にメリットがあります。特に一人で暮らす方には安心にもつながると思います。
仕組みの構築と併せて重要なのは、より多くの皆さんに利用していただくことです。利用には患者本人の同意(さくらネットへの登録)が必要ですので、まず、さまざまな場面を通じてさくらネットについて知っていただくことが大切です。そして多くの方々に輪が広がり、横須賀・三浦発の全国的な課題解決に向けた好事例になることを期待し、今後も注目してまいります。
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