三崎・名向・南下浦各小学校の3〜4年生約75人が9月9日、小網代湾でマダイの稚魚放流を体験した。NPO法人小網代パール海育隊の主催、(一社)みうら学・海洋教育研究所の協力。
近年は地球温暖化の影響で小網代湾周辺海域の水温が上昇。餌となるアマモが減少したことで稚魚が育ちにくい環境となっている。児童らは城ヶ島の(公財)神奈川県栽培漁業協会が陸上で体長10cm程まで成育した個体を放流した。体験会の冒頭では、そうした背景について同協会専務の今井利為さんが説明。児童からは「マダイは何歳まで生きるの?」「生まれたときはどれくらいの大きさだったの?」といった質問が飛び出した。
放流した稚魚は約1500匹。児童らは「無事に育ってね」「大きくなって戻ってくるんだよ」などと声をかけつつ、稚魚の体表を傷つけないようにバケツからそっとスロープを伝わせて海へ放った。
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