地震発生を想定して避難所を開設し、運営方法などを学んで備える1泊2日の防災キャンプが9月20日・21日、岩戸地区の震災避難所に指定されている岩戸中学校で行われた。岩戸地区避難所運営委員会の主催。地域の小・中学生と保護者ら約100人が参加した。
避難所を模擬体験することで、災害時の行動や集団での過ごし方、必要となる備品を確認する狙い。宿泊場所となる体育館の床の硬さや他者との距離なども体感することで、避難所生活をリアルにイメージしてもらう。
備蓄倉庫にある大鍋を持ち出し、バケツリレーで水を溜める訓練も実施。ガスの火で湯を沸かして保存食を温める作業も経験した。企画を主導した長島正志さんは「『今何をすべきか』といった主体的な行動の必要性を感じてほしい」と生徒らに呼び掛けた。
同中学校1年生の野崎秀明さんは「災害時に家族を助けるための知識を得たいと考えて参加した。地震におびえないよう、行動することを心がけたい」と話した。
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