三浦市の約2割にあたる職員が上司や同僚などから「ハラスメントを受けたことがある」と回答したことが、このほど市が実施したアンケート調査で明らかになった。見聞きしたと答えた職員も半数以上にのぼった。
調査は5月13〜22日に実施。一般職の概ね過去3年間の案件を対象とし、336人中7割近い230人が回答した。
49人が市職員からハラスメントを受けたと回答。130人が見聞きしたことがあると答えた。市職員間で最も多かったのは部下に対する過度な叱責や過大な要求といったパワーハラスメントで103人。セクシャルハラスメントが13人、妊娠・出産・育児休業ハラスメントは11人だった。
一方、行為者への抗議は9人にとどまり、50人が「何もしなかった」と答えた。防止策に必要なことでは7割を超える164人が十分な調査や処分を求めた。
市では今回の結果を受け、研修や該当事案の調査を継続するとともに第三者相談窓口の設置を検討するとしている。
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