高校生の起業意識を育てる応援プログラム「よこすかビジネスプランラボ」を展開している横須賀商工会議所は11月19日、生徒が練り上げた起業プランを披露する発表会を開いた。
日本最大の通信制高校「N高・S高」を運営する学校法人角川ドワンゴと提携して取り組んでいるもので、若者の起業を後押しする都市イメージを発信していく狙い。横須賀が抱える課題を新しい発想で解決していくことも期待する。
9月にスタートしたプログラムには7人の生徒が参加。起業に必要な知識を習得する講義や横須賀の地域特性を理解するためのフィールドワークを行い、ビジネスアイデアを膨らませた。
全国的に高いとされる不登校の出現率に着目した福澤優喜さん(2年)は、学校に行きたくない児童と不安を抱える親を対象としたコミュニティ空間の創出を提案。キャンプなどの体験交流を通じて好きなものや夢中になれるものを見つけ出してもらう機会を提供していくビジネスプランを発表した。自身も不登校経験者であり、「こうした場所があったらよかったという視点を盛り込んだ。お金を払ってもらうビジネスとして実施することで参加者の『本気度』にも火をつけたい」と締めくくった。
このほかに、世界のカレーを味わえる飲食店の開業や古民家などを活用した「本が読める」ホテルの開設、留学の敷居を下げる支援サービスなどのプラン発表があった。
同商議所では、同事業を来年度以降も継続して実施していくという。
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