ナナー選手納見選手 日の丸背負い 世界舞台へ Uー16 バスケ日本代表候補に
横須賀学院中学3年生の納見悠仁さんとナナーダニエル弾さんが、平成24年度バスケットボール男子U-16日本代表の候補選手13人の中に選出された。来年開催されるアジア選手権大会出場に向け今月末からドイツとチェコへ遠征に出る。「将来は世界を舞台に活躍したい」と話し、日々切磋琢磨に励む。
ナナー選手(=写真右)は、陸上部で短距離走や走り幅跳びを専門に横須賀1位の成績を収めていたが腰の怪我により退部。今年3月から本格的に始めたばかり。頭角を現しはじめた時、日本バスケットボール協会の「ジュニアエリートアカデミー」に選出された。経験を問わず高身長選手を全国から集め、世界に通用する人材の育成するもので、191cmと恵まれた体型と潜在能力を見込まれ、1年未満のプレー歴ながら同プロジェクトから日本代表に抜擢。「経験や技術が劣る分、基礎をしっかり実践したので」と選出理由を自ら分析する。
一方、納見悠仁選手(=写真左)は、父と兄の影響で小学1年から競技を開始。地元逗子のクラブに入ったが「遊びの延長に近く、もっとたくさん試合に出たい」と思い、知人の紹介で「野比ミニバスケットボールクラブ」に所属し、基礎を学んだ。現在、180cmあるが190cm以上の選手が半数近くを占める代表の中では小柄だ。しかし、そのハンデを感じさせないのは持ち前のジャンプ力とスピード。相手と1対1になった時の勝負強さと得意な3ポイントシュートで多彩な攻撃を仕掛ける。また、ゲーム展開を読む素早い判断力に長けている。小学生の時から通う中川スポーツ(衣笠商店街)の中川佑さんは「シューズの減り具合を見て自分の癖を把握し、より良いプレーを追及する勉強家」と称賛する。
海外のレベルを体感
同部顧問の上島由紀子先生は「地道に努力し、練習を積んできた結果が認められ喜ばしい」と誇らしげ。2人は「自分の役割をしっかり果たすだけ。代表の名に恥じないプレーを」と日の丸の重みを噛みしめ、待ち遠しそうな様子。
将来は「高校、大学プロになりバスケットの本場アメリカに行きたい」と納見選手。ナナー選手は「夢はオリンピック出場」と宣言。 部員数は現在15人ほどと少ないが昨年度、新人大会・全国予選で男子神奈川県1位、関東大会3位で悲願の全国大会出場を果たしている。先月、納見選手・ナナー選手は市内の優秀選手賞を揃って受賞。女子部の原田さまんさ選手も同賞で表彰されており、着実に実力をつけている。
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紙面から振り返るヨコスカ・ミウラ202412月20日 |
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