住宅街につがいのヤギ 癒しのアイドル発見
京浜急行の窓から、ヤギのような動物が見える-。そんな噂を聞きつけて探し当てたのは、聖徳寺坂近く、深田台にある一軒家。今年1月から2頭のヤギを飼育しているのは会社員の吉川幸宏さん。航空関係の仕事で13年間東南アジアを転々としていたとき、インドネシアの庭先でごく自然にヤギが飼われているのを目にした。あくせくした日常とは対照的に、そこだけ空気が止まっているような風景に「のどかでいいな、と心惹かれた」と幸宏さん。飼い始めた半年前は「小型犬ほどの大きさ」で、犬用リードを付けて近所を散歩させることができたが、数カ月経つと体の大きさが倍以上に。角も生えてきたため、散歩は断念。少しでものびのびできるよう、自宅横に5m四方の囲いを作った。
ヤギがいることで、自然と人が集まってくる吉川さん宅。近所の小学生たちは「なんでヤギがいるの?」「草食べるかな」と興味津々。人懐っこく時折「メエエ」と鳴く姿が愛らしいヤギだが、指を噛むこともあるという。「遊んでくれるのは嬉しいけど、触るときは十分気を付けて」と一緒に暮らす母親の喜代子さん。まだ生後6カ月だが、「将来子どもができるかも」と今から待ち遠しそうだ。
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