住友重機械工業が所有する浦賀ドックの跡地利用に関して、地元経済人有志が今月2日、活用のアイデアを盛り込んだ提言書を上地克明横須賀市長に手渡しした。
浦賀湾の静穏な水域を利用して大規模な養殖場と加工場を開設する案。集客・交流を目的とした商業拠点も整備していく。サンフランシスコにある人気スポットのフィッシャーマンズ・ワーフを手本に、水産業と食の融合をめざす。レストラン街のほかアウトレット街、野外イベント会場なども設けるドリームプロジェクトだ。地元雇用を生み出す場としても機能させ、定住促進や空き家対策などの課題解消にもつなげる。
立案したのは市内でIT関連サービスや建設業、印刷業などを営む複数の企業の経営者。「YFP(YOKOSUKA Farmed Park)推進委員会」と名付けた団体を立ち上げ、1年半を費やして議論を重ねてきた。会員数は37人。現職国会議員の賛同も取り付けているという。
同会の代表を務める雑賀政徳氏は、「低迷する地域経済に危機感を覚える有志で再開発構想をまとめた。地元の一意見として上地市長を通じて、地権者に投げ掛けてもらいたい。できる限りの協力をしていく考え」と話している。
|
<PR>
横須賀・三浦版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|