いなりっこ発表会 10/14(日) 子どもたちが熱演
三浦市指定重要無形民俗文化財「面神楽」の子ども版「いなりっこ・第40回発表会」が10月14日(日)市民ホール(うらり2階)で開催される。開演は午後1時、終演は午後4時30分。入場無料。主催/三浦いなりっこ保存会。
「いなりっこ」は、農村の豊作、漁村の豊漁を祈願する信仰のひとつ「稲荷講」がなまった呼び名とされている。かつては、三崎の各地域で舞台を組み、子どもたちが中心となって太鼓を叩いたり、面をつけて踊ったりして楽しむいなりっこが行われており、節分や初午の日には夜遅くまで踊り賑わいを見せていたといわれている。
社会情勢の変化とともに、全国的に民俗行事は衰退消滅するケースが増えている中、「いなりっこの火は消すまい」と昭和47年に「三浦いなりっこ保存会」が発足。同保存会のメンバーは、海南神社に奉納されている「面神楽」の子ども版として、保存、継承、指導に努めている。
今発表会では、約20人の子どもたちが、8月から週に3回約2カ月間に及ぶ練習の成果を披露する。演目は「国がため」(最初に演じられる神楽で、この踊りが行われないと次の演目に移ることができない)。「浦島太郎」(子どもたちが亀をいじめ、小判と引き換えにいじめをやめる)、「種まき(大人が特別に演じる予定)」(畑を荒らしたり人を化かす狐を里人たちが罠を仕掛けて捕まえる物語)、「恵比寿の舞」(大漁祈願の舞)、「湯立て」(竃の神・荒神様が里人に悪さをする邪神・山の神を退治する物語)、「天狐の舞」(いなりっこで必ず演じられる狐の舞)を予定している。
詳細・問い合わせは、【電話】046・882・1111市教育委員会生涯学習課。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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