立候補予定の3氏が論戦 市民ホールで公開討論
衆院選立候補予定者が参加しての公開討論会が27日、三浦市民ホールで開催され、中高年層を中心に200人を超える人が来場し耳を傾けた。三浦青年会議所(市村真理事長 三浦JC)主催。
登壇したのは、神奈川11区から立候補を予定している小泉進次郎(自民党)、林公太郎(民主党)、斉田道夫(共産党)の各氏。討論は、経済評論家の池田健三郎氏がコーディネーターを務めた。
民主党政権への評価として100点満点で小泉氏は「評価しない」としたうえで「国民が判断すべき」とした。10点を挙げた斉田氏は「高校授業料無料化は評価できるが以降は悪くなる一方」とした。65点とした林氏は、「3年前に掲げたマニフェストを全て実現できなかった点は反省する。部分的には実現できているものもあり、進んでいるものもある」と話した。
重要政策として雇用や経済対策は3氏とも挙げた。そのほか、小泉氏は復興、林氏は子育て、斉田氏は原発ゼロを挙げた。
TPPに関して斉田氏は一貫して「交渉参加に反対」を主張。小泉氏は「交渉の中で勝ち取るものは勝ち取るべき」と斉田氏を牽制した。林氏は、原則参加に賛成としながらも、「良い面と悪い面がある。中身をみるべき」と語った。
エネルギー政策で林氏は「本音は今止めたい。しかし、経済を考えると今は止められない。自然エネルギー政策に転換を進め、2030年までにゼロにする」。小泉氏は「誰もが原発ゼロを望んでいる。経済や産業基盤など、負のインパクトを大きくしてはいけない。将来的に原発に依存しなくて済むよう課題に挑戦していく」とした。2氏に対し斉田氏は「原発即時停止し、自然エネルギーに転換するべき。決断して実行が大事」と主張した。
その他、社会保障や子育て、外交・安全保障なども取り上げられた。
来場した城山町在住の男性は「各党の考え方の違いが分かった」。南下浦町在住の女性は「党としての方向性と個人の考え方のズレが少し見受けられた。各氏の主張が聞けて良かった」と話していた。
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解散から討論会開催までの限られた日数の中、JCのメンバーは日程の調整や会場の手配、ポスターやチラシの作成に奔走した。
担当した三浦JCの蛭田健氏は「知っている名前だけで選ぶのではなく、政策で選んでほしい。各自の考えや主張が聞ける場を設けるのが目的。1人でも多くの人に投票へ行ってもらいたい」と、公開討論会の意義を話した。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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