風致地区アンケート 規制内容に大半が理解 対象居住者他から回答
三浦市はこのほど昨年の9月から10月にかけて実施した市内風致地区の見直しに関するアンケート結果を公表した。今後の風致地区のあり方について、住居、商業、工業など5つの風致指定区域別にとった回答全てで、区域や規制内容は維持するべきと回答した人が半数を占め、規制に理解を示していることが分かった。
風致地区とは、樹林地や丘陵地、水辺地等の良好な自然環境を保持している区域や史跡、神社仏閣等がある区域、良好な住環境を維持している区域等を対象に都市計画で定められた地区。市内には現在、5つの風致地区が指定されている。
アンケートは、環境の変化に伴い風致地区の見直しに関する取り組みを進めていく上で、市民の意見を参考にしようと市が行った。
対象は、風致地区内居住者2650世帯と市民及び事業者。回収は、対象居住者からは720通(回収率27・2%)、市民からは39通、計759通。
風致地区の良い点については、建物の高さ基準があることで採光や通風、開放性が確保されていると応えた人が436人と最も多かった。次に壁面後退距離の基準により、隣の建物との距離があり圧迫感がないことが多かった。悪い点としては、「基準があるために建物の建築計画で自由度がなくなるという回答が284人と一番多く、「建ぺい率など基準が厳しく、狭小地では敷地の細分化が難しい」という声が次に多かった。 このアンケート結果を受け市は「回答をもとに、今後方向性などを見出していきたい」と話している。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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