「不要なネクタイを使ってポシェットを作る」講座の講師を務める 深谷 範枝さん 南下浦町在住
相手を思い、親身な指導
○…古い衣類や着物が、氏の手にかかると全く新しいものに生まれ変わる。ポシェットを出して「これ何を使っているのか分かるかしら」と逆質問。見ただけでは分からず悩んでいると「ネクタイ」と。チェック柄のおしゃれなポシュエットの元はネクタイだった。何に作り変えるのが良いのかの判断は、生地や柄による。「作りやすいもの、作りにくいものがある。素材を精査して最も良いものに作り変える」。ベストやスーツ、バッグなど新たに蘇るのは多種に渡る。
○…6月14日、初声市民センターで不要になったネクタイを使ってポシェットを作る講座を開催する。その講師を務める。講座はすぐ定員に達した。それだけ市民の関心も高い。「どの家庭にも着なくなった服などがあるでしょう。それを新しいものに生まれ変わらせることで、前とは違ったファッションを楽しむことができる。自分で作った服を着る瞬間はうれしい」と微笑む。
○…初声市民センターまつりで人気の和服リフォームファッションショー。ショーを主催する「むつみ会」の指導者でもある。学生時代から裁縫が得意だったこともあり、結婚後は古い着物を洋服に作り変えた服で学校の行事に参加していた。この世にひとつしかないデザインに、ママ友達から注目されることに。それがきっかけで、作り方を指導するようになった。教え方にも定評がある。一方的な指導ではなく、相手の気持ちを読み取り作る過程も楽しんでもらうことを心がけている。「裁縫が苦手な人もいる。せっかく興味を持って来てくれた人に入口で挫折させてしまってはだめ」と話す。
○…4歳と1歳の孫がいる。孫もセンターまつりのファッションショーに出演する。衣装は氏の手作りだ。現在、今年のファッションショー用の衣装作りも進んでいる。「孫の服を作れる喜びは何よりもうれしい」と目尻を下げる。