「飽きられない工夫が課題」 県商業流通課 鈴木博明さんの話し
藤沢を皮切りに、大和、相模原、そして三浦半島と県内各地で「ちょい呑み」旋風が巻き起こっている。地域活性の取り組みは種々あるが、「気軽に飲んで食べてくれ」という目的の単純さがウケているのだろう。「朝市」も同じく人気だが、期待できるものが明白なので、行きたいという動機が湧きやすい。主催者側も特別な準備なしで実行に移せることが利点だ。店を知ってもらうきっかけとなり、リピーター獲得にもつながる。イベントの集客が店舗の直接的な実入りとなることも見逃せない。実際の事例では1店舗で平均50人〜300人の来客がある。平時で新規客を1度に50人獲得することはまず不可能。利用者が宴会の下見を兼ねて訪れるケースも少なくなく、その場で団体の予約が入ったこともあった。
一方で拡大しているイベントも飽きられることが考えられる。対策として藤沢の「藤さわ〜」カクテル、平塚のマイクロバス巡回といった新たな試みも始まっている。地域の特色を打ち出しながら物販店なども巻き込んだ展開が今後は必要だろう。これだけの集客を見逃す手はないのだ。
「チェルSeaみうら」徹底解剖6月21日 |
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