道寸祭り 三浦一族を偲ぶ供養祭 笠懸の披露も
450年にわたり、英華を誇ってきた三浦一族の鎮魂の行事「道寸祭り・笠懸」が5月25日(日)、油壺の荒井浜海岸で開催される。当日は、供養祭のほか、馬上から矢を射る笠懸が披露される。
鎌倉時代から室町時代にかけて三浦半島で栄えた三浦一族の鎮魂祭といて行われている同祭り。毎年約5〜6千人が訪れる。
祭り最大の見どころは、騎馬武者姿に扮した射手たちが砂浜を疾走し馬上から矢を射る笠懸。三浦一族のお家芸として永く伝えられてきた笠懸は、平安末期から室町時代に流行した流鏑馬(やぶさめ)、犬追物(いぬおうもの)と並ぶ三大古弓馬術のひとつ。笠懸は、矢道の両側に竹矢来などを設けてその間から的を狙うという流鏑馬(やぶさめ)よりも実践的で難しい弓馬術とされている。
油壺は三浦一族終焉の地とされている場所。新井城で北条早雲との壮絶な攻防は3年にも及んだ。戦いでは三浦道寸、荒次郎親子など三浦一族のほとんどが油壺湾に朽ち落ちたとされる悲話は、現在も伝えられている。
スケジュールは、午前11時から三浦一族供養祭(雨天決行)。午前11時20分からは和太鼓の演奏や横須賀開国甲冑隊披露、12時05分から立身流兵法の演武、午後1時から笠懸が行われる。
また、普段は入れない三浦一族終焉の地「新井城址」が一般公開される。時間は、午前9時30分から午後2時。場所は、東京大学三崎臨海実験所(三浦市三崎町小網代1024)。参加無料。雨天の場合、中止または公開時間変更あり。問合わせは市観光協会【電話】046・888・0588
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