三浦市老人クラブ連合会(ゆめクラブ三浦)の会長を務める 熊谷 末男さん 初声町在住 83歳
シニアを楽しみ歩む
○…市内で活動する34のクラブで構成される三浦市老人クラブ連合会、通称「ゆめクラブ三浦」。概ね60歳以上の約1200人が所属している。「仲間と趣味や体操等を通じて元気に、楽しく過ごすクラブだよ」とやさしい笑顔を見せる。会長として3期目を迎えた。「生きがいづくり、健康づくり、仲間づくり」の3つを掲げ取り組んでいく。9月7日には、同連合会主催の福祉健康まつりが開催される。講演会や健康な身体で過ごすための健康体操などが行われる。「老いることは当然の流れ。老いと付き合い自立できる生活を送ることが大切」
○…「退職して地域に目を向けると孤独感を感じる」―。そんな話を耳にするという。「私も実感した」と振り返る。「現役時代のことは全てを脱ぎ捨て、これからの人生を楽しもうという気持ちが必要」と説く。「各地域で活動しているクラブには様々な趣味のクラブがある。きっと自分にあったクラブが見つかるはず」と話す。
○…入会は2001年。当時の会長から誘いを受けたのがきっかけ。活動の中で仲間が増え、地域の情報等を知ることができ楽しさが増えたという。「1人でいるより、たくさんの仲間といる方が充実した時間を送れる」と胸を張る。活動で特に力を入れているのが「健康長寿」。フリフリグッパー体操を機会あるごとに行っているという。「脳の活性化に効果が期待できる体操なんだよ」と、足踏みや腰を左右に振ったり、手はグーパーを繰り返す。83歳には思えない、バランス感覚抜群で軽快な動きに目を見張った。
○…奥さんと2人暮らし。ひ孫が3人いる。年に数回、家族が集まるという。「賑やかすぎて、大変。妻は疲れ切ってしまうほど」と笑う。趣味は60過ぎから覚えたパソコン。本を買って独学で勉強したという。任されたことは、きっちり最後までやるタイプ。責任感が強く、人望が厚い。